午後の会議で襲ってくる、あの眠気
昼ごはんのあと、どうしても眠くて仕事が手につかない。50代になって、そんな午後が増えていませんか。「歳のせい」「疲れているだけ」と片づけがちですが、その強い眠気の裏には「血糖値スパイク」が隠れていることがあります。空腹のところに炭水化物を一気に入れると、血糖値が急上昇し、その反動で急降下する——このジェットコースターのような変動が、眠気やだるさを生みます。
食後の眠気は「体からのサイン」
食後に強い眠気が続く状態は、単なる疲れではなく、境界型糖尿病(糖尿病予備軍)のサインである可能性も指摘されています。血糖値スパイクを繰り返すことは、血管への負担や老化の一因にもなると言われ、放っておきたくない習慣です。
とはいえ、いきなり食事量を減らしたり、大好きなご飯を我慢したりする必要はありません。まず変えるべきは「食べる順番」です。
「野菜・たんぱく質を先、炭水化物を最後」
血糖値の急上昇を抑える食べ方として、食事の最初に野菜やたんぱく質をとり、ご飯やパンなどの炭水化物を最後にまわす方法が知られています。
野菜に含まれる食物繊維は、腸の中でゲル状になって糖の吸収をゆるやかにします。この「ベジファースト」によって、食後血糖のピークが平均20〜30mg/dLほど下がったという研究も報告されています。最初のひと口を、サラダやみそ汁の具、おかずのたんぱく質にする——ただそれだけで、体への負担が変わってきます。
よく噛む、そして食後に少し動く
もう一つ、手軽で効果が期待できるのが「よく噛むこと」です。ゆっくりよく噛んで食べると、食後血糖のピークが有意に下がることが複数の研究で示されています。早食いは血糖値スパイクを招きやすいので、いつもより少し箸を置く回数を増やしてみましょう。
さらに、食後に散歩や軽い片づけなどで体を動かすと、糖がエネルギーとして使われ、血糖の急上昇をやわらげる助けになります。
まとめ
昼食後の耐えがたい眠気は、年齢のせいと決めつける前に「血糖値スパイク」を疑ってみる価値があります。野菜・たんぱく質を先に食べ、炭水化物は最後に。よく噛んで、食後は少し動く。この小さな習慣の積み重ねが、午後のパフォーマンスと将来の健康を守ってくれます。
※本記事は一般的な情報であり、効果には個人差があります。気になる症状が続く場合は医療機関にご相談ください。
出典:


コメント