連日の猛暑で、Xが「休んでください」で埋まっている
この数日、Xのタイムラインは水分補給や休憩の呼びかけで埋まっています。連日の猛暑で、熱中症への警戒がすっかり日常の話題になりました。
ただ、50代以降で気をつけたいのは、暑さそのものよりも「自分の感覚を信じすぎること」かもしれません。年齢とともに暑さや渇きを感じる力は少しずつ落ちていきます。「まだ平気」という感覚が、実は当てにならなくなっているのです。
基本は「のどが渇く前に、時間で飲む」
熱中症予防の基本として繰り返し言われているのは、のどが渇く前に定期的に飲むという一点です。目安としては1日あたり1.2リットル程度、1時間ごとにコップ1杯という進め方が勧められています。
「渇いたら飲む」ではなく「時間が来たら飲む」に切り替える。これだけで、感覚のズレを埋められます。スマートフォンのタイマーやスマートウォッチの通知を1時間おきに設定しておくのが、いちばん確実な方法です。
塩分は「汗をたくさんかいたとき」だけ足す
水だけをたくさん飲めばよい、というわけでもありません。大量に汗をかいた場合は、水分と一緒に塩分の補給も必要になります。意識がはっきりしていて自分で飲み込める状態であれば、経口補水液や塩分を含んだスポーツドリンクが向いています。
ここで一点、50代以降の方に大事な注意があります。血圧の管理をしている方は、塩分を足す場面を選んでください。日本高血圧学会も「減塩しながら酷暑を乗り切る」という考え方を示しています。汗をびっしょりかいた日や屋外作業の後は経口補水液、涼しい室内で過ごした日は普通の水やお茶で十分——このくらいの使い分けが現実的です。
また、1日3食をきちんと食べることで、相応の水分と塩分は自然にとれます。夏場に食事を抜くのは、思っているより体にこたえます。
「アラートが出た日」は予定を変えていい
環境省の熱中症警戒アラートが出た地域では、屋内でエアコンを適切に使い、涼しい環境で過ごすこと、こまめに休憩と水分・塩分をとることが呼びかけられています。
50代になると、「この程度で予定を変えるのは大げさだ」という気持ちが働きがちです。ですが、アラートは我慢の指標ではなく、行動を変えるための合図です。今日は買い物を夕方に回す、散歩は明日にする。それで十分です。
今日からできる3つのこと
- スマホのタイマーを1時間おきに設定し、コップ1杯を「時間で」飲む
- 汗をたくさんかいた日だけ経口補水液を足す(血圧管理中の方は特に使い分ける)
- 熱中症警戒アラートが出た日は、外の予定を後ろにずらす
まとめ
猛暑への備えで一番効くのは、高価な道具ではなく「感覚に頼らない仕組み」です。時間で飲む、汗の量で塩分を足すか決める、アラートが出たら予定を動かす。この3つを回すだけで、夏の後半戦はずいぶん楽になります。ご自身のことも、ご家族のことも、声をかけあって乗り切っていきましょう。
※本記事は一般的な情報であり、診断や治療の代わりになるものではありません。持病のある方や服薬中の方は、水分・塩分の量について主治医にご確認ください。体調に異変を感じた場合はすぐに医療機関へご相談ください。


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