一年で最も暑い「大暑」。喉が渇く前に飲むのが正解です

健康習慣・時間術

7月23日ごろは、暦の上で一年でもっとも暑さが厳しい「大暑(たいしょ)」にあたります。連日の猛暑で、室内にいても熱中症で搬送される方が後を絶ちません。とくに50代を過ぎると体の水分調整の力が落ちてきます。今日は、命を守る水分補給の考え方を整理します。

「喉が渇いてから」では遅い

厚生労働省は、室内でも外出時でも、喉の渇きを感じなくてもこまめに水分・塩分を補給するよう呼びかけています。ポイントは「喉が渇く前に飲む」こと。喉の渇きは、すでに体が水分不足に傾いているサインだからです。年齢を重ねると喉の渇きそのものを感じにくくなり、気づいたときには脱水が進んでいることも少なくありません。

なぜ中高年は脱水しやすいのか

加齢とともに、体はいくつかの理由で脱水に傾きやすくなります。喉の渇きを感じにくくなること、体内に蓄えられる水分量そのものが減ること、そして「トイレが近くなるのが嫌だから」と飲む量を自分で控えてしまうこと。この三つが重なります。トイレを気にして水を我慢するのは、熱中症のリスクを自ら高める行為です。

経口補水液と塩分の使いどころ

大量に汗をかいたときや、めまい・立ちくらみを感じたときは、水だけでなく塩分も一緒に補う必要があります。経口補水液は、水分と電解質、糖分をバランスよく含み、脱水の改善に役立つよう作られた飲み物です。ただし塩分やカロリーを含むため、日常のこまめな補給は水やお茶で行い、汗を大量にかいた場面で経口補水液を使い分けると良いでしょう。

今日からの習慣に

エアコンは我慢せず室温28度を目安に使う、起床時・入浴前後・就寝前には必ずコップ一杯の水を飲む——この二つを習慣にするだけで、熱中症のリスクは大きく下がります。ご自身だけでなく、離れて暮らす親御さんにも一声かけてあげてください。

参考:厚生労働省 熱中症予防のために日本成人病予防協会 正しい水分補給法

※本記事は一般的な情報であり、持病や服薬状況により注意点は異なります。体調に不安がある場合は医療機関にご相談ください。

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