結論から書きます。時間売りは、一気に抜けるものではありませんでした。5月に「年末までに時間売りを減らす」と書いた自分は、5か月たった今、むしろ副業フードデリバリーの時間を増やしています。そこから考え直したのは、時間売りを止めるのではなく、上限を1行で決めて土台として残し、空いた枠に別の柱を小さく重ねていく順番です。
5月に、2年のロードマップを書きました

5月に、時間を売る副業には天井がある、という記事を書きました。副業フードデリバリーは、動いた分だけお金になります。分かりやすい反面、1時間あたりの金額はほとんど変わりませんし、体力が落ちれば稼働も落ちます。だから、いつかはこの構造から抜ける道を考えておきたい。そういう話でした。
その記事の最後に、自分は2年のロードマップを書いています。今年の年末までに時間売りの副業を縮小して、週に数時間でも積み上がるものに時間を回す。FXは月ごとのプラスを続ける。来年は重心を移して、2年後には時間と場所に縛られない形にする。
書いたときは、本気でそう思っていました。今日は、その答え合わせです。
5か月たって、時間売りは減るどころか増えました
正直に書きます。減らせていません。10月に入ってからは、むしろ増えています。
9月28日から10月4日までの1週間、副業フードデリバリーは87件、オンラインの時間は31時間31分でした。5月に「縮小する」と書いた人の数字ではないと、自分でも思います。
理由ははっきりしています。10月の末に入ってくるお金が少ない月だったんです。10月1日から4日まで、朝か夜の録音のどこかで、毎日そのことを口にしていました。不安になると、自分は体を動かして埋めにいきます。動けば、その日のうちに数字が増えるからです。
9月29日には、ブログに「頑張る場所を変える」と書いていました。その週に実際に増えたのは、副業フードデリバリーの時間でした。Kindleの出版作業のように、あとから残る仕事のほうは止まりました。
ここで分かったのは、時間売りから抜けられない理由は、意志の弱さだけではない、ということです。今月の支払いがある人にとって、今日現金になる仕事は、手放そうと思って手放せるものではありません。
時給の天井は、自分の数字でも見えています
それでも、天井があることは変わりません。
さっきの1週間は、クエスト込みの売り上げ総額が44,676円でした。31時間31分で割ると、1時間あたり約1,417円です。その翌週の10月5日から8日までの4日間は、57件、21時間15分で24,803円。1時間あたりにすると1,167.2円でした。
いい週でも1時間1,400円台、そうでない週は1,100円台。フードデリバリーの配達員272人を対象にした調査でも、平均時給は1,300円台から1,400円台に収まっていました。
つまり、この仕事で収入を増やす方法は、ほとんど1つしかありません。時間を足すことです。5月に書いた「天井」は、5か月たっても同じ場所にありました。
それでも、時間売りは悪者ではありませんでした
5月の記事を読み返すと、時間売りを「いつか抜けるもの」として書いています。今の自分は、少し見方が変わりました。
時間売りは、生活と返済を支えている土台です。10月のように入金が少ない月でも、副業フードデリバリーがあれば、その週のうちに現金を作れます。報酬は1週間ほどで受け取れます。これがなかったら、自分はもっと苦しい選択をしていたと思います。
だから、抜けるという言い方は、自分の状況には合っていませんでした。止めるのではなく、土台として残したまま、その比率を少しずつ下げていく。そのほうが、借金を返している50代の現実に近いと思っています。
重ねる側は、まだほとんどお金になっていません
では、時間売りの代わりになるはずの「積み上がる側」はどうなっているか。ここも正直に書きます。
ブログ、note、Substack、Xは、8月の時点でまだ1円にもなっていません。今年の4月に出したKindleの1冊目は、8月までに売れたのが0冊、ロイヤリティも0円でした。2冊目は原稿を書き終えて、出版の準備をしているところです。
少しだけお金になったのが、楽天ルームです。ただ、まだ金額を書くほどではありません。時間売りの1週間と比べれば、桁が違います。
積み上がる側には、こういう「ゼロの期間」があります。作ったものが売れなければ0円ですし、売れても入金は遅い。Kindleなら、売れた月の末日から約60日後です。今月の支払いには、まず間に合いません。
時間売りを手放せない人が、積み上がる側に全部を移せないのは、当たり前のことだったんです。
自分が考え直した順番
この5か月で、自分の考えは「抜ける」から「重ねる」に変わりました。順番にすると、3つです。
1つ目は、時間売りの上限を先に決めることです。どれだけ増やすかではなく、どこで止めるかを決めます。上限を決めないと、不安な月ほど時間売りは増える方向にしか動きません。自分の10月がそうでした。
2つ目は、上限を決めて残った枠で、積み上がる側を小さく試すことです。記事を書く、電子書籍を1冊仕上げる、記録のテンプレートを作る。どれも一度作れば繰り返し使えるものです。大きく張らず、生活費に響かない範囲で続けます。
3つ目は、3か月ごとに区切って見直すことです。積み上がる側は結果が出るのが遅いので、毎週の数字で判断すると、すぐにやめたくなります。3か月に1回、時間売りと積み上がる側の比率がどう動いたかだけを見ます。
この順番で大事なのは、1つ目です。時間売りの上限が決まっていないと、2つ目に回す時間が毎回なくなります。
上限は、1行で決めるようにしています
自分は、こういうことを長い計画にすると守れません。5月のロードマップが、まさにそうでした。3つのフェーズに分けて丁寧に書いたのに、10月の入金の不安ひとつで崩れています。
代わりに効いてきたのは、1行で決めるルールでした。10月1日には、副業フードデリバリーについて「増やすのは1件か2件、または1時間だけ」と決めています。増やすこと自体は止めない。でも、増やし方に上限をつける。この1行があるだけで、「今日はどこまで行くか」をその場で考えずに済みます。
ただ、ここも正直に書いておきます。10月9日のnoteで、自分は「今月はその線を外しています」と書きました。入金の少ない月なので、体の様子を見ながら、その日ごとに調整しています。入金の少ない月が終わったら、線は戻します。
線を外したことで、分かったこともあります。10月1日から副業フードデリバリーが増えたのと同じ日から、夜中に目が覚めている時間が、0.3〜0.7時間から1.4〜2.0時間に増えていました。お金の不安が時間売りを増やし、時間売りが眠りを削る。1行がない月は、こうつながっていました。
時間を足す方向には、体の天井もあります
時間売りの天井は、時給だけではありません。
WHOとILOが2021年に出した推計では、週55時間以上働く人は、週35〜40時間の人と比べて、脳卒中のリスクが約35%、心臓の病気で亡くなるリスクが約17%高いとされています。亡くなった人の多くは60代から70代で、その手前の年代に長く働いていた人たちでした。
長く働けば必ず病気になる、という話ではありません。ただ、50代の自分が収入を増やす方法として「時間を足す」を選び続けると、その先には体の天井もある。それは、知っておいたほうがいいと思いました。
自分は今、本業の訪問施術に加えて、副業フードデリバリーとFXと発信をやっています。全部を合わせた時間に上限を決めてから、そこから積み上がる側に回す時間を逆算する。順番を逆にすると、いつも積み上がる側が削られます。
抜けるのではなく、比率を少しずつ下げる
5月の自分は、2年で時間売りから抜けるつもりでいました。5か月たって分かったのは、抜けるかどうかより、比率をどう動かすかのほうが現実的だということです。
時間売りは、今月の生活を守る土台です。積み上がる側は、来年の自分のための仕込みです。どちらか一方を選ぶのではなく、時間売りの上限を1行で決めて、残った枠を少しずつ積み上がる側に回す。3か月たったら、比率がどう動いたかを見る。
2028年8月までに、兼業トレーダーとして生きていけるようにする。この目標は、今も変えていません。ただ、そこまでの道は、一気に乗り換える道ではなく、時間売りを土台にしたまま少しずつ重ねていく道になりました。
10月が終わったら、自分は副業フードデリバリーの線を戻します。そこから3か月、比率がどう動くかを、またここに書きます。
続きは、noteで書いています
時間売りと積み上がる側の比率がどう動いていくかは、noteのほうに毎日の記録として書いています。うまくいった日も、線を外してしまった日も、そのまま書いています。
同じように、今月の支払いを抱えながら次の柱を探している人がいたら、noteをフォローしておいてください。今日はそれだけで大丈夫です。

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